教育の基本的な尺度であるIQとかテストの成績の良し悪しが、頭脳の発達を示す尺度として使われます。これを認知能力的スキル(注・1)と言います。一方では非認知能力的スキル(注・2)が実は、頭脳の発達を促進して認知能力の発達ばかりでなく性格や行動の根源となる事が明らかになってきました。これは社会的・情動的性質の事であり、幼年期(5歳~8歳)に最も発達する事が分かっています。
アメリカのノーベル経済学賞のジェームス・J・ヘックマン教授の著作「幼児教育の経済学」によると
注・1:認知能力的スキルとは、IQテストや学力検査やOECD生徒学習到達度調査(PISA)などにより測定される能力スキルの事
注・2:非認知能力的スキルとは、非認知的な要素すなわち肉体的・精神的な健康や根気強さ、意欲、自身と言った社会的・情動的性質の事
幼年期、特に年長児年代からビーバー部門における活動体験は、何より自然体験を通じてこの発達段階とりわけ非認知能力的スキルの発達を促し、やがて青少年の成長とその人の生涯にわたる社会的・経済的・家庭的な「幸福な人生」の始まりになると確信しています。
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