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カブ隊本格活動再開!

更新日:2020年10月3日

いよいよ本格的な活動の再開です。


今回は以下の課題に取り組みました。

・暗号文を解く

・植物や虫、鳥の鳴き声を観察する

・追跡サインを発見する

 追跡サインとは、地面に記した様々な記号のことです。スカウトが後続のスカウトに何かを伝えたいとき、まわりにある自然のものを使い地面に記号を記します。(この道進め、こっちに行くななど)。後続のスカウトはこの情報を読み取り、進むべき道を判断します。ボーイスカウトだけに通用する技術です。


 これらの課題はどれも、勉強っぽくてなんか楽しくなさそう、と思うかもしれませんがそこはボーイスカウト。ワクワクできるよう、今回はトトロの世界をモチーフに、ストーリー仕立てにしました。ストーリーを進めていくと課題にも自然と取り組んじゃう、という形になってます。これからどんなことが起きるのかスカウトはワクワクドキドキ。トトロが住む村の住人から怪しげな暗号を渡されたり、オカリナの音色が聞こえてきたり、まっくろくろすけを見つけてほしいと頼まれたり…。スカウトの好奇心を呼び起こし、課題に夢中で取り組めるよう工夫しています。


 話はずれますが、実はこの活動の中には、さまざまなエッセンスが盛り込まれています。これらの課題はカブスカウトの修得課目にあるから、というのもあるのですが、それだけではありません。普段、各家庭ではなかなかできない体験ができるようプログラムを作り、スカウトたちに新たな経験をしてもらうよう考えています。また、その中で何かを発見する、考える、行動するという思考力をおのずと学んでいけるようにプログラムを作ります。さらに、これを組という少人数グループに分かれて行うことにより、仲間とのコミュニケーション力を磨けるようにしています。また、組は小学3年生~5年生で構成されているので、学年の壁を超えて仲間と連携し課題をクリアしていくことになります。自分で考え、はたまた仲間からインスピレーションを受け、どう行動するか考え、実行する。自分は何ができるのか、組の中でどのように力を発揮していけばよいのか、こういったときの行動力を自然と身につけさせます。このような状況は、社会の仕組みにもよく似ています。社会で仕事をするうえで、どのようにコミュニケーションを取ればよいのか、自分の力を発揮するためにはどうすればよいのか、様々な問題にどう対処していけばよいのか。グループで最大のパフォーマンスを出すためにはどうすればよいのか。その基礎となる思考力をボーイスカウトでは身につけていきます。

 また今回から、ロープ結びや手旗信号も活動に取り入れました。ボーイスカウトの基本であるロープ結びも手旗信号も、これから少しずつやっていきます。ロープ結びができたときのスカウト達のドヤ顔。あたらしいことができるようになった時のあの笑顔と自信。意外でしたが、手旗信号にスカウト達は興味津々。旗でカタカナが表現できることに新たな発見があったようです。これからのスカウト達の成長が楽しみです。




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